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過去 50 年に渡り、国際海運業に関わる船舶の規模は著しく大型化し、数も大幅に増加してきています。貨物に加えて、これらの船舶は、時には何千トンもの大量の水をバラストとして輸送し、適切な浮力と安定性を保っています。貨物を積むとき、バラスト水が船から排出されます。そのとき、バラスト水の中にいっしょに輸送された水生微生物がこの新しい環境に持ち込まれます。こうした生物学的侵入は、インフラへの被害、有害藻類増殖、その土地の沿岸漁業の崩壊といった結果をもたらしてきました。船舶輸送が増えるにつれ、バラスト水に関連した生物学的侵入の数と深刻さも増大してきました。


カワホトトギズ貝(ゼブラ貝)

最も大きな損害を与えている水生有害生物種のカワホトトギズ貝(ゼブラ貝)は、1988 年にカナダのウィンザー市近くの五大湖で初めて発見されました。貝は黒海から到着した船舶のバラストに混入し当地に持ち込まれました。現在、この貝の繁殖を止める労力にかかるコストは、カナダおよび米国で毎年何百万ドル(ほとんどは光熱費)にも達しています。元来、五大湖がこの問題の焦点であったのですが、今では世界で何千もの多くの同様な話が聞かれます。


今後の侵入に歯止めをかけるため、係属中の国際規約では、世界貿易に従事する船には、バラスト水処理システムを装備して、バラスト水により搬送される微生物を湾岸の生態系に持ち込まないことが要求されます。国際海事機関 (IMO) は 2004 年 2 月にこの規定を制定しました。ノルウェイ、米国、カナダ、日本、オーストラリア、EU 諸国など、IMO に加盟する海洋国では、この新しい国際法規を施行するための自国の規定を策定中です。IMO のホームページ www.imo.org に本件に関する情報が載っています。

腐食防止

船舶のバラストタンクの内側は、地球上で最も腐食の起こる環境のひとつです。水、それも塩水は触媒として作用し、鋼鉄をさびに変化させます。

水 + 酸素 + 鋼鉄= 錆

ここ当分は、航海する船舶は鋼鉄で作られ、水がバラストとして用いられることでしょう。では腐食を低減するにはどうすれば良いでしょうか?

空気は 21% 酸素ですから、バラストタンクの空間から空気を追放することで、上の方程式からパラメータをひとつ取り除くこになります。

最悪のケース

 



 
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